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腰痛と姿勢

2021年12月21日

腰痛と姿勢

腰痛には色々な原因がありますが、姿勢もそのうちの一つです。

姿勢に関係するものとして、背骨・骨盤・筋肉があります。

まずは背骨と骨盤から考えていきましょう。

用語の説明や読み方

・頸椎(けいつい):頭を支えるための骨
・胸椎(きょうつい):頸椎(けいつい)と腰椎(ようつい)との間の部分
・腰椎(ようつい):胸椎(きょうつい)の下にあり、五つの骨から成る部分
・椎間関節(ついかんかんせつ):背骨を組み合わせている関節
・髄核(ずいかく):椎間板の中心部にあるゲル状の組織
・線維輪(せんいりん):髄核を同心円状に包む
・椎間板ヘルニア(ついかんばんヘルニア):背骨の骨と骨の間にある椎間板というものの一部が飛び出して神経に当たり、手足の痛み、しびれなどの症状が出る病気
・脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)
・腰方形筋(ようほうけいきん)
・多裂筋(たれつきん)
・腸腰筋(ちょうようきん)
・筋筋膜性腰痛(きんきんまくせいようつう)

背骨の構造

背骨とは、首の骨である「頸椎7個」、背中の骨である「胸椎12個」、腰の骨である「腰椎5個」が積み重なってできた柱のことを言います。この柱を脊椎が積み重なっていることから脊柱などとも呼ばれます。
この脊柱はカーブを描いており、頸椎では前、胸椎では後、腰椎では前に緩やかに弯曲しており、全体的にS字状カーブをしています。このS字状カーブが衝撃を吸収してくれるため、身体に掛かる負担を減らしてくれます。

この背骨が一つ一つ連動して動くことで、身体を丸めたり、背中を反ったりすることができます。

背骨に関わる細かな組織

背骨同士の繋ぎ目には関節があり、この関節を椎間関節と言います。関節の動きが悪くなることで腰痛が起こることがあり、これを椎間関節性腰痛といい腰痛ランキングの1位に当たります。

椎間関節の間には椎間板という軟骨でできたクッションがあります。椎間板は衝撃を吸収してくれたり、関節が動く際の潤滑油の役割をしてくれます。
椎間板は、髄核と呼ばれる軟らかい組織と、それを覆う線維輪と呼ばれる硬い組織でできています。
この椎間板に傷がついてしまい起こる腰痛を椎間板性腰痛と呼び、
髄核が外に出てしまうことを椎間板ヘルニアと言います。
椎間板に大きな負担がかかると線維輪が破綻し、そこから軟らかい髄核が突出してきます。そして突出した髄核が神経に当たると様々な症状引き起こします。

骨盤との関係

骨盤は背骨の土台にあたります。この土台が左右に歪んだり、前後に傾くことで背骨も一緒に歪んでしまいます。

わかりやすい例で言うと、骨盤の前傾後傾で説明します。

骨盤が前傾することでカラダが前に倒れます、このカラダを起こさないと前に倒れてしまうため、腰椎を過度に前弯することによりカラダを真っ直ぐにします。後傾の場合、カラダが後ろに倒れるのを腰椎を真っ直ぐや後弯させ倒れないようにしています。
骨盤の前傾が腰椎の過前弯になりやすく、骨盤の後傾では腰椎フラットや後弯になりやすくなります。
出っ尻の女性には前傾が多く、腰の曲がった高齢者は後傾のことが多いです。

このように、骨盤と背骨は蜜に関係しているのです。

姿勢と筋肉の関係

骨盤と背骨で説明したように、連動してカラダは作られています。
このとき、筋肉も連動しています。

腰の周りにはたくさんの筋肉が存在しています。

代表的な腰の筋肉
・背骨の横をはしる脊柱起立筋
・肋骨と骨盤の間を支える腰方形筋
・背骨の際を支える小さな多裂筋
・腰椎、骨盤から股関節を通る腸腰筋

腰以外にも、お腹の筋肉やお尻の筋肉も腰痛や姿勢には関係しますが、ここでは割愛させて頂きます。

筋肉は関節を動かす働きと、関節を支える働きをもっています。表層についている筋肉は動きに関与することが多くアウターマッスルなどと言われ、深層についている筋肉は支える働きをもつインナーマッスルなどと分けられます。

腰を屈める、反る、ひねるなどの動きをするアウターマッスルと、立位や座位などの同じ姿勢をキープする為のインナーマッスルです。

どちらも大事ですが、姿勢において大切なのは、支える筋肉インナーマッスルだと言われています。

一般的に、筋筋膜性腰痛と言われる腰痛は、アウターマッスルである表層の筋肉に負荷が掛かることにより発生するとされています。

ですが、インナーマッスルが強く姿勢が崩れにくいことで、アウターマッスルに負担をかけないようにすることが出来る為、インナーが大事であると考えています。

これは普通の生活をしている人の話であり、激しく運動をするようなアスリートの方は別だと思ってください。

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