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長泉でヘルニアかなと思ったらチェックしてみよう
2022年4月14日
ヘルニアとは
そもそもヘルニアとは、身体の中の一部が本来あるべき場所から脱出してしまった状態のことを言います。例えば脱腸のようにお腹の中にあるはずの小腸の一部が鼠径部の皮膚の下に出てきた状態を「鼠径ヘルニア」と呼びます。
腰に起こるヘルニアを「腰椎椎間板ヘルニア」といい、首に起こるヘルニアを「頚椎椎間板ヘルニア」といいます。この椎間板という背骨と背骨の間にあるクッションが飛び出してしまった状態が椎間板ヘルニアです。
〇椎間板ヘルニアとは
椎間板という背骨と背骨の間にある軟骨でできたクッションの中から髄核が飛び出してしまった状態のことを言います。この飛び出した髄核が神経に触れてしまうことで痛みやしびれが発生します。
症状のチェック項目
椎間板ヘルニアが出ている方は、わかりやすく動作にてしびれや痛みが出てきます。以下のチェック項目を見ながら、ご自身の症状と照らし合わせてみてください。
・腰痛がある
・下肢(お尻から大腿部、ふくらはぎや足の裏)に痛みやしびれがある
・前屈みで腰痛やしびれが出る
・臀部、股関節に痛みがある
・つま先立ちや踵歩きがうまくできない
・足先の感覚が鈍い
このような痛みやしびれがあれば、「ヘルニア」の可能性がありますので、近くの医療機関にご相談ください。
どんな初期症状が起きるか
腰椎椎間板ヘルニアでは、腰から出てきた神経が椎間板により圧迫を受けています。一般的に多いとされているのは腰椎の4番5番という下部の神経が圧迫されることが多いです。腰椎の下部から伸びている神経を坐骨神経といいます。よく言われるヘルニアは坐骨神経痛が出ることが多く、坐骨神経は臀部を通り大腿部中央の後面を下降します。膝裏で二股に分かれた神経は下腿部の側面とすねを通り足の甲と裏まで走っています。
ヘルニアの神経痛とは、この坐骨神経の根元が圧迫されています。したがってこの神経の流れに沿った痛みやしびれが出てくるのです。
初期症状は以下のような状態です。
・腰痛
・臀部痛
・前屈みで下肢が張る
・下肢が常に筋肉痛のような痛み
・力が入りづらい
ひどいヘルニアの場合
・腰痛や臀部痛
・前屈みで下肢のしびれや痛み
・じっとしてても痛みやしびれ
・足が頻繁につる
・つま先立ちや踵歩きだできない
・排尿がしづらい
ひどい場合、常にしびれや痛みがあったり足先に全く力が入らなかったり、膀胱直腸障害がおこることもあります。寝ても覚めても痛みやしびれが強い場合や膀胱直腸障害が起きる場合はためらわずに救急車を利用しても構わないと思います。
手術する必要はあるか?
上記で上げたようなひどいヘルニアである場合は即手術となることもあります。手術の基準は日常生活にどれだけ支障がきたしているか。改善の見込みがあるのかという点が重要になります。手術が悪いわけではありませんが、リスクが0というわけでもありません。できることなら手術をせずに治すことが一番だと考えています。
当院での取り組みを紹介
長泉にあります「しもとがり姿勢整体院」では、ヘルニアの患者様の治療も行っています。ヘルニアの可能性がある患者様には、問診・検査・カウンセリングにてしびれの原因が何であるかを探ります。そのうえで治療が可能なのか、それとも病院への受診が必要なのかを判断させてもらいます。また、神経痛はいろいろな原因があるため、何が原因であるかを見極めることがとても大事です。
ヘルニアの症状ですと、これが最善というものはありません。しっかりと検査をして原因がわかれば適切な治療計画が立てられます。当院では、電気治療・マッサージ・鍼灸治療を組み合わせて姿勢をベースに合治療を行います。しびれの改善には痛みよりも時間がかかります。痛みであれば1回の治療から数回でも変化しますが、しびれは徐々におさまっていくイメージです。
1回で良くなります!とは言えません。ですが少しづつ改善させ、治りきるまで責任をもってお付き合いいたします。一緒に身体を変えてしびれや痛みを改善させていきましょう。