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腰痛と治療期間

2021年12月05日

腰痛と言っても、たくさんの種類があり、原因があります。治療期間も一言では表すことができません。

一般的にケガとして考えた場合、ぎっくり腰のような急性腰痛と言われる種類や、腰回りの鈍痛やコリやハリ感といった慢性腰痛などの2種類に分かれます。
この2つの腰痛から治療期間を考えてみましょう。

急性腰痛

急性腰痛とは、ぎっくり腰などとも言われ、何かをしたタイミングで急に痛みが強くなる症状のことを言います。海外では「魔女の一撃」と言われています。

症状としては、
・何もしてなくてもズキズキ痛い
・動かすと激痛で動けない
・寝返りも打てない

原因は人により違いますが、ほとんどの方は痛みが強く、一定の動きが制限されてしまうことが多いです。

原因として、
・顔を洗おうと前屈みになったとき
・物を持ち上げようとしたとき
・イスから立ち上がったとき

このように、日常生活のふとした瞬間やくしゃみでもぎっくり腰が起こることもあります。

このような急性症状の場合、初めは炎症期と言われる強い痛みが3日間は続きます。日に日に強い痛みは徐々に軽減され、2週間程度で生活に支障がなくなると言われています。このとき、完全に治りきらずに痛みを残してしまうと慢性腰痛へと移行していきます。

慢性腰痛

慢性腰痛とは、3ヶ月以上経過しても腰痛が続いているものを言います。

症状としては、
・鈍い痛み
・痛みに波がある
・コリ、ハリ感
・一定方向に動かすと痛み
・徐々に痛みが出てくる
このような少し曖昧な痛みであることが多く、強い痛みではなく、継続した痛みといった感じです。

原因として、
・急性腰痛から治りきらないもの
・姿勢により負担が継続した痛み
・断続的な痛みが長期で続く状態

上記にあげましたが、慢性腰痛に原因はありません。痛みが始まってから治りきらずに3ヶ月以上続けば慢性腰痛と呼んでいます。ご自身で腰痛持ちと言っている方のほとんどは、この慢性腰痛に当たります。

慢性腰痛を治すのは難しく、治療期間も一概には言えません。その理由として、原因が不明確である点や、日常生活の積み重ねで症状が起きていることがほとんどだからです。

まずは、痛みが腰のどこが原因で起きているのかを理解しましょう。
例えば、腰痛の種類でも出てきた椎間関節なのか、筋筋膜性なのか、椎間板性なのかなど。

どこが悪くなっているかを理解することで、日常生活において気をつけることが変わります。
また、ご自身の姿勢はどうなのかを知ることにより、日常生活での姿勢を気をつけていきます。

当院での治療期間の考え方

「治す」ことを目的とした場合、痛みを取るのではなく、痛みの根本を治すことを目指します。

痛みは、治療をしたその場や数回の治療により、一時的に軽減や消失することがあるかと思います。
ですが、この痛みが繰り返してしまうのであれば、「治す」ことにはなりません。

週1回〜週2回の治療の継続で、
・数回〜1、2ヶ月程度
→治療後は、痛みの軽減や消失
・1、2ヶ月〜3ヶ月程度の継続
→日常生活での痛みが軽減や消失
・3ヶ月〜6ヶ月程度の継続
→姿勢の変化により、痛みの消失

但し、日常生活が変わらない限り、完全になくなるということは難しいものです。あなたの身体を変えるためには、日常生活を変えるしか方法はありません。同じことをしていては、同じ痛みが出るのは当然です。

当院では、姿勢を変え、筋力を鍛え、日常生活を変えていくことで「痛みの出ないカラダ作り」を目指しています。

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